アバルト595ベースグレードにも適合を確認しました!
総合チューニングパーツメーカーBLITZの注目電子パーツ「パワコン」を知っていますか? 完全ボルトオン設計で、ターボ車のブーストを制御、パワーアップをもたらすというユニークなチューニングアイテム。
この「パワコン」、配線はエンジンルーム内で完結するというお手軽さがポイントだが、ブースト&パワーアップしつつ、純正ECUの範囲内でOKなので、車両側へ大きな負担をかけないのも安心。
小排気量ターボエンジンを持つアバルト595用としても、すでに好評を得ているアイテムなのだが、これまで180ps仕様の「シリーズ4コンペティツィオーネ」のみに対応。とくにパワー不足に悩む、ベースグレードオーナーから「ウチのクルマには付けられないの?」という問い合わせが多かったそうだ。
そこで、このほど私の愛車(アバルト595/シリーズ4/ベースグレード145ps)をBLITZさんへ貸し出して、適合チェックを実施!
その結果は…
なんと、+12.4ps、トルクは+18.3Nmを達成!
「パワコン」を装着し、実走テストでも異常は見られず、早速パワーチェックも実施。最大パワー&トルクはノーマル141.7ps/200.0Nmに対して、154.1ps/218.3Nmで+12.4ps/+18.3Nmを計測!
最大の上がり幅としては、エンジン回転4610rpmで+14.3ps/22.7Nmを記録しているようだ。ブースト圧の実数値では、ノーマルが約1.4kg/cm2に対して約1.5kg/cm2に上昇しているとのこと。ポン付けで、ECUもノーマルでこの効果。かなりコスパは高いし、安全性も問題なさそう。
BLITZ担当者によれば「ベースグレードでもまったく問題がありませんでしたので、正式に“シリーズ4のベースグレード適合”が確認できました! 数値的にも期待通りの結果が得られたと思います」とのコメント。
早速、帰路でドライブフィールをチェック。「SPORT」モードに入れ、アクセルを踏み込むと、ターボの過給が始まる3000rpmからググッと湧き上がるパワー&トルク。気持ちよさがケタ違いです! そのまま5000rpm過ぎまでブースト感が落ち込むことがないので、グイグイと加速する。まるでターボやアクチュエーター、ECUに手を加えたのでは? と思うほどの効果。
ちなみに「NORMAL」モードではそこまでの劇的変化はないものの、全体的に底上げされたフィーリングは味わえる。
BLITZでは、スロットルコントローラーとのセット「パワスロ」も発売されているので、アクセルレスポンスも向上させたい方にはこちらがおすすめ。今後は、165ps仕様のエンジン適合も確認していきたいそうなので、ツーリズモ系オーナーさんはしばしお待ちを!
<BLITZパワコン>
ABARTH595 シリーズ4(ベースグレード、コンペティツィオーネ)用 ¥64,900
https://www.blitz.co.jp/products/electronics/powercon.html
※スロットルコントローラーとのセット「パワスロ」は¥97,900、
「スロコン」単体は¥55,000