ド派手な「75周年記念」アバルト695。日本導入台数は?
「消滅までカウントダウン…」と噂されている、純エンジン車のアバルト。本国サイトを見る限りでは、「まだ」現行モデルとしてラインアップされているようなので、ホッとしました。しかし、次の世代はフルEVということで、エンジン車ならではの乗り味を楽しめるのも、これが最後。
そんなしんみりしたタイミングではありますが、なんと本国で「アバルト695」をベースとした『75°anniversario』が発表された!
節目の年には、これまでもアバルトでは限定車を発売してきたわけで、1949年にカルロ・アバルトが設立し、創業75周年となるアニバーサリーイヤーにも投入されるとは! これはファンとしても嬉しいニュース。
まずはエクステリアに注目! 漆黒のボディにゴールドのアクセント。まるで「スコルピオーネ・オーロ」を彷彿とさせる雰囲気だが、今回はなんとルーフにも大胆なスコーピオンシルエットを全面にあしらったのが最大の特徴。ほかにもゴールドのアバルトロゴがボディ左右にあったり、ピストンをモチーフにしたデカールもスパルタンな走りのイメージをアピール。
また17インチホイールも専用のゴールド仕立て、黒いブレンボキャリパーと大径ローターを備えた高性能ブレーキシステムも装備されている。
インテリアもブラックが基調。アルカンターラダッシュボードは、落ち着いたシックで大人っぽい空間を演出。人気のサベルト製スポーツシートも専用のアレンジ! ステッチや「75°ANNIVERSARIO」ロゴの刺繍が入っていて、限定モデルならではのプレミアムな装備が盛りだくさんとなっている。
1.4L Tジェットエンジンの排気量(1,368cc)にちなんで、1,368台の限定数で生産。ターボユニットは、お馴染みギャレット製のGT1446。3000rpmで180psのパワーと250Nmのトルクを発揮し、最高速度225km/h、0-100km/h加速はわずか6.7秒を誇る。エキゾーストにはF595などと同様、アクティブバルブを備えた「レコードモンツァ」のテールパイプを縦にレイアウト。サスペンションには、Koni FSDショックアブソーバーも採用されている。
その1368台のうち、日本へ何台が入ってくるのか!? めちゃめちゃ気になるところだが、これまでの販売実績や日本でのアバルト人気を考えれば、期待してもいいのかな? いつ買えなくなってしまうかわからない、エンジン車のアバルト。この75°anniversarioを手に入れて、大切にしていくのもアリだよね〜。
<ABARTH本国サイト> https://www.abarth.it