EVだらけだった前回よりも、ワクワクできる市販予定車がいっぱい!
東京の国際展示場(ビッグサイト)にて、2025年10月31日から一般公開される「ジャパンモビリティショー2025」。プロデューサーの私的、見どころ「後編」をお伝えします! ぜひクルマ好きなら行ってみよう〜

「ステランティスは出てないし、イマイチ気分が乗らないなぁ」というFesTrico読者も多いでしょうが、そんな食わず嫌いしないで、JMS2025に行ってみてほしい。
正直、2年前のモビリティショーは、海外ブランドが軒並み出展撤退だし、どこも「EV、EV、EV!」で食傷気味だった。いつまでもエンジン車に頼ってられないのはわかるけど、それにしてもねえ。
しかしその後の2年間、市場レベルで電動化が進んでおらず、インフラ整備もご覧の通り。フルEVに疑問符が出ている中でのJMS2025。個人的には、魅力的なエンジン付き次世代モデルの出品に、心を奪われた!
HONDA



ホンダの目玉は、「Honda O(ホンダゼロ)」という次世代EVシリーズだが、あえて注目は小型車の「Super-ONE PROTOTYPE」。見て分かるかもしれないが、N-ONE e:をベースに、ググッとワイドフェンダーを組み合わせたスポーティモデル。軽自動車枠を超越して、サイズだけじゃなくパワーも64psオーバーが予想される! このルックス、おじさん世代には、当然「シティ・ブルドッグの再来!」として突き刺さるよね。市販の可能性はほぼ確実というから期待!
MAZDA

マツダは「VISION-X」をテーマに、ロータリーエンジンのクーペと、ハッチバックの「コンパクト」をワールドプレミア。まだデザインスタディモデルって段階だけど、踏ん張りの効いたフォルムがいい。デミオ系、アクセラ系の後継に繋がるのだろうか?
SUBARU





今回のJMS2025で、一番見たかったのがスバルブース。2台のコンセプトカーがワールドプレミアを飾っていて、1台は「Performance-E STI concept」(写真1、2枚目)と命名されたEV。4ドアボディでハッチゲートが付いており、SUBARU伝統のツーリングワゴンっぽさが残る。
そして、スバルファンから歓喜の声が上がった「Performance-B STI concept」(写真4、5枚目)。“B”とはスバルの水平対向エンジン“BOXER”を意味することは明白。水平対向ターボエンジン+AWD+マニュアルトランスミッションという、夢の組み合わせが帰ってくる!? となれば、これが「次期WRXなのか?」と期待が高まるのも当然。ここまで仕上がってるなら、そう遠くはないはずだ!
ステージ脇で異彩を放つのが、なんと往年のレオーネをベースにレストモッドした「GL FAMILY HUCKSTAR」(写真3枚目)なる車両。アメリカHOONIGANの人気動画「ジムカーナ」シリーズに登場のスペシャルマシンだ!
BYD

「EV興味なし!」というアナタにも、ちょっと見てほしい1台が、BYDの「YANGWANG U9」。BYDのフラッグシップブランドが“ヤンワン”なのだが、U9は強烈なオーラを放つハイパースポーツカー。4つのモーター搭載で、1305ps発生ってマジ?
DAIHATSU


個人的に、一番現実的でいいなと思ってるのが、この軽オープンカー「K-OPEN」。つまりそのまま読めば“コペン”ってわけで、生産終了したコペンの次期モデルか? と噂されている。前回のモビリティショーに出品された車両は、軽自動車枠を超えていたのだが『軽自動車枠じゃないと意味がない』という反響に押されて、ここに行き着いた。なんといっても、「軽自動車枠+FR駆動+マニュアルミッション」という組み合わせが最高!なんとかこのまま市販化してほしい。これなら「買ってもいい!」と感じる人、多くない?
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そのほか、TAMIYAの限定ミニカーが販売されたり、コンセプトカー以外にもいろいろ体感イベントが用意されているジャパンモビリティショー。ぜひご家族連れで行っても楽しめますよ!





 
  
  
  
  