パーツ装着・未装着で走りの違いが明らかになる!
ラヴォーノのロングセラーアイテム「COXボディダンパー」は、路面(タイヤ)からの入力や横Gなどの入力の際に、その動きを吸収するパーツ。ボディへの入力の大小や速度に応じて、動きを減衰させる効果がある。
COXボディダンパーは、その名から連想されるように「ボディの動きを減衰させる」という役割のパーツだ。
クルマのボディは走行中の振動やねじれなどにより、常に動いている。自動車メーカーもそのことを想定してボディ設計を行い、その特性が乗り心地や車両安定性の向上につながるよう、ボディ全体の剛性バランスをセッティングしている。ただ、ボディパネルの振動やパネルの小さな動きは、場合によってはドライバーにとって「不快・不安」と感じられることもある。
ボディダンパーは、路面(タイヤ)からの入力や横Gなどの入力の際に、その動きを吸収する。ボディへの入力の大小や速度に応じて、動きを減衰させる効果があるというわけだ。
車種別に最適な取り付け位置・方法というのが変わってくるため、「車種専用設計」となる。アバルト595系の場合、シリーズ1〜3とシリーズ4〜6でボディ全体の剛性や剛性バランスが異なり、また595C(カブリオレ)も独自の剛性バランスとなっている。アバルト595系では、最適な取り付け場所はリヤシートの後方のフロア部分となる。ボルトオン(無加工)で装着され、荷室の利便性も確保されている。
ダンパーは左右からの入力の大きさや速度に応じてストロークし、最適な減衰効果を発揮する。その点で補強パーツとは機能が異なる
ダンパー左右に車体への取り付け用ブラケットがある。ブラケットも減衰機構の一部なので、車種専用に最適な剛性になるよう設計された
リヤに装着するボディダンパーに合わせて、フロントにはストラットブレースを装着。こちらもシリーズ1〜3用/4〜6用の2タイプが設定されている
レーシングドライバー/蘇武喜和さんのインプレッション
「サーキットコースで数周試乗した後、街乗りでボディダンパーの有無による操縦感覚の違いをチェックしました。最初は『補強パーツが装着されている』と思って乗ったせいか、意外なほどソフトな乗り心地に驚きました。ただ、ソフトといってもグリップ感はしっかりと出ていて、非常に乗りやすかったです。最初にボディダンパーあり、次にダンパーなしという順番で乗りましたが、ダンパーなしでは明らかに縦揺れが大きくなり、サスペンションを変更したアバルト595にありがちな『リヤの突き上げ感』が強くなっていた。路面をトレースしようと思っても、横揺れや揺り戻しがあって、直進中でも微修正が必要になるほどでした。ブレーキング時でも同様で、車両姿勢が安定しませんでした」
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