REVSPEED恒例企画に3社のデモカーが参戦した!
チューニング雑誌「REVSPEED」が主催する“筑波スーパーバトル”は、長い歴史を誇るタイムアタック企画。全国の名だたるトップチューナーやレーシングドライバーが一堂に介し、コンマ1秒単位のラップタイムにしのぎを削る、ストイックな一日だ。
35回目となる今回は、2023年12月6日に開催。この日は、明け方ごろの雨でハーフウエットでのスタートとなり、タイムスケジュールは大幅に順延。…というのも、本気でのアタックは何周も挑めるわけではないし、もしスリップすればドライバーにもマシンにも大きなリスクがつきまとうので、慎重になるのだ。
天候は一気に回復し、プログラムを再開。予定ではグループ別に午前午後合わせて3本の走行枠だったが、2本に短縮。
カリカリにチューニングされたモンスターマシンたちが次々に登場し、驚愕のタイムを叩き出していくなか、FesTrico的に注目は、もちろんアバルトのアタックカー。
今回は、「Stile」「A PIT AUTOBACS SHINONOME」「LAILE」の3台がFグループの走行枠に登場。
【Stile】
「チャンアカ号」で上松代表がアタック。ドライバーとしても腕利きのアゲさん、快調にラップを刻み、1分03秒883という好記録を叩き出す! 結果的に3台中のトップタイムとなるが、2本目のアタック中にまさかのコースアウトでスポンジバリアにクラッシュ…。アタック終了となってしまった。
【A PIT AUTOBACS SHINONOME】
ハイフロータービン、強化アクチュエーターというセッティングでアタックに挑んだ、お馴染みA PIT AUTOBACS SHINONOME号。ドライバーは、蘇武喜和さん。1本目が1分05秒854、2本目が1分05秒874と、安定したラップタイムを残した。
【LAILE】
漆黒のボディに圧巻のGTウイングが印象的なレイルのアバルト595。ドライバーは柴田優作さんでアタック。まだデモカーがやってきたばかりということもあり、短期間に仕上げている段階で、1本目が1分05秒150、2本目が1分05秒375という記録に。
同クラスのスイフトスポーツあたりに比べると、なかなかタイムが出ないと言われるアバルト595系だが、それよりも「乗って・運転して楽しい!」というのが大事な終着点。各ショップさん、メーカーさんが、こうしたサーキットアタックでの結果をフィードバックして、もっと楽しいアバルトを作れるようなパーツを出して欲しい。
詳しい内容は、次号のREVSPEED誌をお楽しみに〜。