「パワスロ」でアバルトの走りをもっと刺激的に！
総合チューニングパーツメーカーのブリッツは、電子パーツの開発にも意欲的。アバルト595用としては、カプラーオンで簡単にブーストを上げる「パワコン」と、電子スロットルの開度を任意に変更できてアクセルレスポンスが激変する「スロットルコントローラー」の機能をセットにした「パワコン」に注目したい！
まず「パワコン」側はエンジンルーム内に装着。圧力センサーに割り込ませてカプラーを繋ぐだけで、ターボ車のブースト＆パワーをアップ。車種ごとに最適なセットアップとなっており、純正ECUのままでトラブルが出ないよう、安心の設定となっている。電源処理などの配線加工も一切不要で、装着はエンジンルーム内でスマートに完結する。
「スロットルコントローラー」は、アクセル開度や経過時間により制御マップを自動で選択する『AUTOモード』5種類、燃費走行重視の『ECOモード』が5種類、段付きのないスムースな加速をもたらす『SPORTモード』が10種類の全20モードを搭載。さらにブースト圧のエンジン負荷率をスロコンにフィードバックして、スロコンの制御へ反映させる『スマートモード』も5種類を用意。なお、別売りの「スクランブルスイッチ」（2,750円）との接続で、30秒、180秒、常時と切り替えられるスクランブルモードを使うこともできる！
視認性の高いVA液晶を採用したコントローラー、スロコンユニット、パワーユニット、車種別専用ハーネスという商品構成で、取り付けに必要なものはすべて揃った、オールインワンパッケージだ。
ブリッツによる595コンペティツィオーネでの計測では、ノーマル比13.3ps（12.0Nm）アップを記録している。
MTAの試乗車をドライブし、さらに鋭くなったコンペの加速感を味わった。スロコン側のモードをいろいろ変えることで、シチュエーションに合った走り方・使い方が広がるのは嬉しい。
車両側の変速タイミングが若干変わるように感じたので、積極的にパドルシフトで変速していくような走り方のほうがマッチするかもしれない。
パワスロ：¥97,900 （アバルト595コンペティツィオーネMT/MTA用） ＜参考＞ スロコン単体：¥55,000 パワコン単体：¥64,900
＜BLITZ アバルト用パーツサイト＞