NEWS2023.10.13

イタリアンホイールブランド「オーゼット」の魅力【OZ WHEEL】

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OZのバックボーンをあらためて勉強しよう!

1971年に2人の男性によってスタートしたOZ。社名の由来は、「シルヴァーノ・オゼッラドーレ氏」と「ピエトロ・ゼン氏」、2人のイニシャルから取ったものだ。イタリア・ヴェネチアの近く、ロッサーノ・ヴェーネトで誕生した。

創業者シルヴァーノ・オゼッラドーレ氏とピエトロ・ゼン氏の名前を取って、オーゼットが誕生。ヴェネチアの近く、ロッサーノ・ヴェーネトでスタート

歴代のOZロゴマークを見ると、時代とともに変遷を重ねているのがわかる。2021年には創業50周年を迎えた

ヴェネト州・パドヴァの郊外にある、OZ s.p,a。OZのヘッドクォーターだ。この地から世界中のOZファンへと製品が届けられる

まずはMINIのアフターマーケット用ホイール開発から始まった。1984年にレーシングディビジョンを設立、1985年にはアルファロメオで、モータースポーツのトップカテゴリー「Formula1」に参入。ラリーの最高峰「WRC(世界ラリー選手権)」でも1988年から参加し、多くのチャンピオンマシンの足元にOZのホイールが選ばれるなど、輝かしい実績を残してきた。

1971年、最初の合金リムが作られ、MINIクーパーに装着された。記念すべきOZのファーストオリエンテッドモデルだ

F1ではアルファロメオのチームで1985年に初採用された!

モータースポーツのトップカテゴリーで輝かしい成績を残してきた!

1998年に、OZにとって重要なマーケットであるドイツのISO取得(ドイツ技術検査協会TUV)。イタリアの企業で、全体の製造サイクルにおいて認定を取得したのはOZが初めてだという。

OZでは、SPARCOとMSWのホイールもリリースしているが、イタリア本社で生産しているのは、OZの製品のみである

また“ムダ”をなくす、「リーンプロダクションシステム」を取り入れたことで、需要と供給をフレキシブルにバランスさせることが可能となった。

パドヴァのOZ本社内にホイール工場も併設されている。ここから世界70カ国ほどへ製品が展開される!

2006年には、OZ創業35周年を記念して、イタリア本社内にホイールミュージアムを作り、2021年には、ついに50周年を迎えた。

OZの創業35周年を記念して、本社内に設立されたホイールミュージアム。一般非公開だが、OZの歴史がよくわかる展示がいっぱい

初代モデルと、それを忠実に復刻した記念モデル「Anniversary45」。カラーバリエーションも豊富だ

もちろんフィアット、アバルトとの繋がりも強固で、アフターマーケットのシーンでもレースのフィールドでも切っても切り離せない関係にある。かつてはアウトビアンキA112アバルトのアフター用ホイールも作っていたことがあるし、近年では「トロフェオアバルト」という現地のワンメイクシリーズにホイールを供給。アバルト124スパイダーのレーシングカーや「アバルト695ビポスト」に純正装着もされたことでも知られる。

OZホイールとABARTHの関連性は、歴史が深く、かつ強固だ。ビポスト695にも純正採用されていたのだ

PCD98/4ホールという変わったスペックを持つチンクエチェントだが、当然OZのホイールラインアップには、その仕様に適合するモデルが豊富に用意されている。2022年には、OZジャパン独自の企画として、エンケイが製造するラリーレーシングの16インチモデルがリリースされるなど、ますますフィアット&アバルトファンにとっては重要な存在となっているのがOZホイールだ。

日本でもファンの多い、OZの代表モデル「ラリーレーシング」。時代を超えて、幅広い層から支持される

<OZ JAPAN>
https://www.ozracing.com/jp/